のぼりは1枚の布で出来ている旗ではありますが、旗の生地には様々な素材や材質のものがあることをご存じでしょうか。
のぼりは色やデザインだけでなく、生地の種類の把握および用途に合う選択もとても大切な要素といえます。
その理由の中には、風が強い場所でのぼりを設置する際には耐久性も求められますので、風が吹かない屋内で使うものよりも生地自体の耐久性を考えて選ぶ必要があります。
この生地の種類は大きく分けるとポリエステル素材と木綿素材の2種類、ポリエステルにはテトロンやトロピカルと呼ぶものがあり、テトロンポンジは上品質であるのに対しトロピカルは高品質など材質そのものに違いがあります。
ポリエステルは価格も安いメリットや印刷はフルカラー対応で大量生産ができるなどの特徴がありますが、木綿素材は特定の場所で活用できるタイプ、値段は高めではあるけれど耐久性が高いのでサイズを大きくしたいときなど便利です。
化学繊維に分類が行われるポリエステルは廃棄する際には環境への配慮が欠かせませんが、最近は再生素材ののぼりも登場しています。
再生素材はエコポンジと呼ぶ生地で、主にペットボトルをリサイクルしたリサイクルポリエステル繊維を織り込んだもの、再生素材を使うことでエコへのアピールも可能になって来ます。
のぼり旗には賞見期限あるため処理方法の検討が大切
エコポンジは再生素材でできているのぼり旗、ただ価格が高めなどの理由からそれほど普及している種類ではありません。
価格で選ぶ場合はポリエステル素材のテトロンポンジやトロピカルなどの種類がオススメですが、長期間使い続けるケースは少なく、ある程度の期間は宣伝もしくは訴求で使えてもニーズに応じて新しいものに変えるなどが必要になって来ますし、新しいものに変えて行けば新しい宣伝ができるなどのメリットも出て来ます。
これはのぼり旗そのものには賞見期限が存在しているので、期限が切れて廃棄するときの方法についても考えておく必要が出て来ます。
せっかくエコをアピールするわけですから、使い終えたものもリサイクルができればさらなるエコアピールに繋げることができるのではないでしょうか。
テトロンポンジは最も多く使われ続けている生地で、ポンジと呼ばれることも少なくありません。
このテトロンポンジはポリエステル繊維が織り込まれているもので原料は石油で、プラごみとして処分ができる生地でもあるのです。
ちなみに、スーパーのレジ袋やペットボトルの包装紙などはいずれもプラごみで処分することで、リサイクル材料といった形で再生が可能な素材です。